毎日が発見ネット更新、そして無理はできない

 

天気予報に無かった雨が、しばらく居座った夕方。

レースのカーテンの向こう側に立ち上る灰色の雲が

みるみる雨粒の影を増やすのを、　仰向けになりながら見ていました。

 

 

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昨日の休みを経て、多少体力を取り戻し、今日もまた働いてきました。

ごみカートに黒いゴミ袋をギューギューに詰めて

その上に山ほど黒い袋を詰めた大きなビニール袋を載せて

落ちないように運んで行きます。

 

一通りゴミを圧縮処理して、病院の建物に戻り、通常の仕事に戻って

道具庫の手前に行った所で、T中さんとすれ違いました。

 

今までだったら、その時間帯にT中さんと顔を合わせる事はありません。

T中さんはちょっと気不味そうにしながら

 

「ゴミ集めやってきた？」

 

と尋ねてきました。

 

自分が断った仕事を代わりに引き受けたのが私だと知っているので

顔を合わせ辛かったのかもしれません。

 

「私もさぁ、足が痛くてもう1つの職場辞めてきたからさ

これ以上大変な仕事は受けれなかったんだわ。

 

くるさんも、無理そうなら断ったほうがいいよ。

何でもかんでも言うこと聞いてたら、絶対新しい人採用しないよ。

ここは赤字部署だからさ」

 

あっ、と思いました。

心当たりが無くも無いからです。

確かにこの数ヶ月、求人募集の広告はたまに出していて

まれに面接まで至る人もいました。

それでも採用される人が皆無だったのは、そう言うことだったんでしょうか。

 

でも、それだと赤字部署に求人広告の費用を使う意味が分からないし…

上の人達の思惑はよく分かりません。

 

ただ、本当に無理だと感じたら、ハッキリ断るしかなさそうです。

誰も他人の限界は見えないし、何かあっても労災が下りる以外の責任は

取れないだろうと思うからです。