ダンナのマンションへ向かう途中、夕飯時なのでスーパーに寄ることに。
ダンナは最近また虫歯の痛みが再発しお粥ばかり食べているので
普通のものは作れません。
結局クリームシチューの材料と、ダンナの自炊用に出来合いの茶わん蒸しと
レトルトのお粥、雑炊の素をたくさん買い、シチューと卵粥を作って
ダンナの帰りを待ちました。
いつも応援いただきましてありがとうございます
スポンサーリンク
いつものように6時過ぎに帰宅したダンナと夕食。
さすがに物を食べている途中に言うのは、はばかれらたので
食べ終わる瞬間を待ったけど、ダンナがスプーンを置いたのを見ても
なかなか切り出せず…
自分の部屋に戻ろうとするダンナに、かすれ声でようやく話かけました。
私:「あのね、聞いて欲しいことがあるんだけど……」
ダンナ:「何だ」
私:「私、独りになりたい」
ダンナ:「…………………………………
いつかそういうことを言い出す日が来そうな気もしてたけどな。
で、どうするの。宛てはあるの?」
私:「部屋はもう見つけてある」
ダンナ:「………まあ勝手にすれば」
ダンナは立ち上がって自分の部屋に行き、いつもは閉めないドアを閉め
ゲームを始めました。
もっと食い下がられたり、場合によっては殴られるかもと覚悟していたので
私はホッとしたような、ちょっと拍子抜けしたような気持ちになりつつも
最後に忘れ物が無いか確認しようと、整理タンスの引き出しを
しばらく見ていたその時…
いきなり
「うおおおああああああああ」
というダンナの絶叫とともに
ドーーーーーン
ドーーーーーン
と、壁を思い切り殴りつける音が響いてきました。
(これは危ない、逃げなきゃ)
私はとっさにバッグをつかみ、靴のかかとを踏んだまま
小走りで玄関を出ました。
*『毎日が発見ネット』様の体験記コーナーで連載中。
第1土曜日の夜8時台に更新予定です。
最新版は12月7日に更新されました。
『快テレ君』体験レポートも掲載中です。
ぜひご一読を!
【前編】
【後編】
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。