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辛い貧乏、それほど辛くない貧乏

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ずーっと昔、上京し今は無くなった
とある銀行で契約社員として働いていた頃。

それが一番貧乏が辛いと思っていた時期でした。

貧乏と言っても時給は当時で1100円だったので
休まず通えば月14~15万円くらいにはなったのですが
都内を外れても通勤圏では家賃が高く、一人暮らしの不安もあって
月2、3万は貯金に回していたので、生活はギリギリ。

世間はちょうどバブル景気真っ盛りで
周りではごく自然に贅沢をするのが当たり前。

しかも周囲は銀行の正社員。
何気に財テクの話や行員持ち株の話
ブランド物の話や銀座などの高級店で食事をした話など
自分とは無縁の世界が広がります。

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そんな中、ある日仕事の帰りに地下鉄の車内で吊革につかまっていると
中年の男性がチラチラこちらを見るのです。

その視線が、私の顔から腰のあたりを何度も往復するので何とも気持ちが悪く、

(痴漢かも・・・)

そう思って寄り道しないで急いで家に帰って着替え
いつもの生活に戻ったのです。

そしてふと、中のハンカチを洗ったものに取り換えようと
いつも使っている布製のショルダーバッグを見てみると・・・

底の方が擦り切れて、小さく破れていました。 

昨日までは多少擦れてはいたけれど、穴は開いていなかったはずなのに。

あの男性は

「世の中が贅沢であふれている中、都心の地下鉄で
底が破れたバッグとそれを肩にかけた女の顔」

を交互に眺めていたのでした。

そのときほど自分が惨めになったことはありません。

客観的に見て、それより貧乏だった時期はいくらでもありました。
子供の頃しかり、結婚生活もしかり。

でもあの時は一番人生に夢を見ていた頃だったから、ことさら惨めに感じられました。

今なら笑い飛ばしてしまえるけれども・・・

年齢とともに価値観が変わったのかもしれません。

外側を飾る必要は最小限になり
自分のこころを内側から暖めてくれるものがあれば、そこから力をもらえます。

幸福感の燃費が良くなると思えば、年を取るのも悪くないですね。

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■昨日食べたものと今朝の体重■

【ブランチ】
・ご飯 茶碗1杯
・ベーコンエッグ
・キャベツ炒め
・お茶 1杯

【おやつ】
・ぼた餅 1個

【夜】
・ご飯 茶碗1杯
・もやしと鶏肉の炒め物
・ツナサラダ
・梅干し

【飲み物】
・水出し麦茶
・いろはす

【体重】
75.4kg (スタート時79.6kg)

【体脂肪】
42.0% (スタート時46.1%)

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