厨房の仕事を終え、移動後の午後のパートの休憩室で、また一息つきました。
自分1人だけのためにファンヒーターを点けるのが申し訳ないけれど
1時間だけだからと、暖めさせてもらっています。
昨日の日記を書いてみて、私はやっぱり前々から引っ越したかったんだなあと
改めて自覚しました。
今の部屋に引っ越した当時は、私はSOHOで自宅での仕事が中心だったから
通勤するのを考慮しないで部屋を決めたのです。
その仕事から離れて勤めるようになってから、駅から遠くてバスを使わないと
通えない場所の不便さが、身に沁みるようになりました。
今のパート先がどちらも地下鉄の駅ひとつ先で、駅から5分以内の場所にあるのに
通勤に40分以上かかってしまうのは、地下鉄とバスの乗り換えで待ち時間があるからです。
短くて10分以上、ぼんやり佇む時間は、砂時計の落ちる砂のように
身体に疲れを積もらせます。
これまで何十日、何百日と繰り返し、こんなムダでしかない時間を過ごしてきました。
昔とは違って人生の折り返し点をとうに過ぎ、自分のゴールが視界に入ってきて
お金を惜しむのと時間を惜しむのと、どちらが自分のためになるのか
答えが変わってきたように思います。
折しも春の引っ越しシーズンの数カ月前、十分に準備期間が取れる時期に
この心境に至ったのも、偶然ではない気がするのです。