朝は雨。
昼には晴れて、夜はまた雨。
病院のパートは近所なので、制服を着て通勤しています。
でも雨の日はズボンの裾が湿るので、更衣室 兼 休憩室で着替えたいのですが…
ここは更衣室が男女兼用。
いつも迷っては、家で着替えてきてしまうのです。
病院のパートでは、入院している患者さんのゴミを回収するのも、私の仕事のひとつ。
毎朝、同じ病棟の16部屋を担当しています。
2人~4人部屋で、コロナ以降は満室ではないものの、一通り回ると
普通のゴミが45リットルの袋に一杯、ペットボトルや缶は袋の半分くらいの量が
それぞれ溜まります。
ゴミ箱は下に置く普通の物ではなく、四角くコンパクトで、蓋が付いていて
ベッドの柵やテレビ台の横に設置できるタイプのもの。
それを1個ずつこちらで取り外して中身を捨て、もう一度設置し直します。
ごく簡単な作業ですが、患者さんによってはゴミ箱の蓋の上に私物を置いたりして
サッと取れない状態なことも、しばしばあるのが困りものです。
置かれていると困る私物は2つあって、ひとつは電気のコード類。
テレビ台にコンセントは付いているけれど、そこに延長コードなどをつなげて
ゴミ箱の上がタコ足配線になっているケース。
ゴミ箱をサッと取り外せないのはもちろん、何とか箱を外してごみを捨てた後
タコ足配線をもう一度ゴミ箱の上に載せようとすると、なぜかバランスが崩れて
上手く上に載せられないことが多かったりします。
もう一つ困るのは、杖。
ゴミ箱の上に載っている訳ではないけれど、よく立て掛けてあります。
これがまた、絶秒なバランスで立て掛けてあるので、ちょっと動かしただけで
すぐ倒れてしまうのです。
倒れると、バターン!とかなり大きな音がします。
大半の患者さんのゴミ箱は取り外し易いのですが
ある年配の女性の患者さんのゴミ箱がいつも
テレビ台に引っ掛ける金具にタコ足配線が載り
杖も立て掛けられていて
ゴミ箱から空のペットボトルが何本も突き出し
蓋の上にポーチと箱ティッシュが載っている
…という、とても手強い状態。
ゴミ箱を外すとき、その患者さんは
「ああ、どうもすみませんねえ」
とは言うのですが、うっかり杖を倒してしまったり、タコ足配線や
ポーチなどの配置が少しでも違っていると、横目で見ながら
チッと小さく舌打ちされてしまいます。
今はひたすら全体の作業時間を短縮するようにS木さんに言われているので
なんとかしたいのですが…難しい患者さんはところどころにいて
なかなか難しいところです。