夜明け前にぐっぽぐっぽと音が聞こえて、大慌てで起きたら猫がもどしていました。
弁当バッグの上に。
なぜそこに…
夜明けなので音がうるさい給湯器は使わず、凍てつくような水でバッグをすすぎました。
後で洗濯します。
そういえば、今日は1時間残業の予定です。
明日は2時間。
残業はたいがい直前や前日に決まるのですが、今回は先週の頭にはもう決まっていました。
それだけ人手不足なのです。
忙しいのを覚悟して行かなければならないでしょう。
明日の方はSVさんに
「この日は他のオペレーターの皆さんにすでに1時間の残業に応じてもらってまして…
そこからどれだけ残業できるかという話になってます。
3時間の残業に対応してもらっている人もいます。」
と言われ、断りたかったけれど結局プラス1時間、合計2時間の残業を引き受けました。
NOと言えない日本人の典型です。
せっかく出勤時間が早くなったのに、これでは意味がありません。
でも、その2~3日後に休憩室で、仲の良さそうな2人の派遣の人が話すのが聞こえてきました。
「来週の残業、どうした?受けた?」
「普通に断ったよ。
いろいろ言われたけど、土日だと子ども家に居るし忙しいしさー」
ああ、そうか…
ハタと気付きました。
残業を断るのは別に悪いことでもなんでもないのです。
本来の終業時間にやり残した仕事があるとかなら、残業も仕方ないかもしれませんが…
オペレーターだとそういうのは関係ないですし。
ましてや正社員ではなく、その時間にしか都合が合わないから派遣をしているのです。
後は体力の問題だってあります。
でも、そうと分かっても、なかなかNOと言い切る自信が無いのが、自分でも歯がゆいです。
肝心な時に断り切れるメンタルの強さがあれば、もう少し違った人生があったかもしれません。