置き土産のチョコレート

 

せっかくの休日だけど、猛吹雪。

本来の雪に加え、すでに積もった雪を風が攫ってまき散らすのを窓越しに見て

今日は家から一歩も出ないと決めました。

スーパーが特売なのに、残念です。

 

 

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3人いた守衛さんの内、『普通のお爺さん』が土曜日一杯で退職。

置き土産がロイズのチョコレートでした。

 

高齢の男の人なのに、品物のチョイスが女性的なので少し驚きましたが

奥さんが用意したのかもしれません。

 

小さい板チョコがたくさん入ったもので、抹茶味と黒糖味の2箱。

1人各4枚ずつもらって帰宅。

 

家に着いてから、昼食までに時間があるから、それぞれを味見しようと

1枚ずつ食べたら、美味しくて驚きました。

 

もともと抹茶も黒糖もそれほど好きではないのですが

変な渋みとかクセなどの、嫌いな要素だけが抜けていて、とても食べやすい味なのです。

 

思えばここ数年、糖質制限をしたりしたせいか、自分でチョコを買って食べるという

習慣がありませんでした。

 

仕事後に手持ちのお菓子を出す時も、煎餅などの辛いものが主流で

それも配る時以外では、あまり口にしないようにしていたのですが…

 

スーパーなどで売っているものでなく、こういう専門店で売っているお菓子を

普通に買っていたのが、結婚してまだ数年の頃まで。

 

その後、元旦那がまともに働かなくなって、そんな余裕が無くなるのですが

なんだかそんな『人生において、まだ良かった頃』の感覚がちょっと甦ってきて…

 

どこで間違えたのか、どうして今こうなのか。

 

そんな気持ちが一瞬だけ湧いてきました。

 

実際のところ、間違えたとしてもやり直しなどはきかないし

あのときはあれ以上、どうしようもなかったのですが。

 

今はまだまだ無駄遣いをせずに、家に居る時間を長くする生活を続けます。

 

何年かして、（なぜあの時…）と思う一瞬がまた来るかもしれませんが

今はこれで納得しているし、時間をお金に変える生活は完全に独りになってからで

十分だと思うからです。