1月なのに、雨。
暖かい一日です。
久しぶりに傘を差し、濡れた雪道を歩いて出勤しました。
先週辺りでしょうか。
休憩室でS木さんとT中さんとで年齢の話になった時、私が月末に誕生日を迎えることを話し
「今さら誕生日といっても歳を一つとるだけで、とくに何でもないですね」
と言ったところ、S木さんに
「いやあ、誕生日ならせっかくだから、家から何か持って来てあげるわ」
と言われていたのですが、すっかり忘れていました。
そして今日、仕事を終えて休憩室に戻ると、小さな保存容器を持って待ちかまえていたS木さん。
「あのさあ、これちょっと食べてみて」
と容器の蓋を開けると、菜っ葉の漬物のようなものが入っています。
「これ、たいなの粕漬なんだけど、すごい沢山あるから、食べれるようなら明日持ってくるわ」
たいな。
こちらに引っ越してきて17年目ですが、初めて聞きます。
後から調べたら漢字で『体菜』と書き、青梗菜を大きく細長くしたような野菜でした。
爪楊枝で一切れ刺して試食させてもらうと、奈良漬のような風味でなかなかイケます。
「美味しい」と答えるとS木さんのテンションが上がり
「前居た職場の人が畑で作ってて、毎年山ほどもらうから、いっつも粕漬にするんだけど
どうしても余るのさ。
余ったら粕ごと冷凍してるけど、やっぱ冷凍する前の方がシャキシャキして美味しいから
明日にでも持ってくるわ」
はて、誕生日プレゼントを最後にもらったのは、いつだったでしょうか。
どんな形でも、人に祝ってもらうのは嬉しいものですね。
明日が楽しみです。