行方不明のヨーグルトが見つかった場所

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暖かい日から冷える日へ。

解けた雪が凍ってツルッツルです。

重心を落としながら職場へ着けば、S木さんに

 

「絶対転んだらダメだよ?

1人でも骨折なんかしたら、仕事回らないからね?」

 

とプレッシャーをかけられます。

 

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今日も今日とて病室を掃除していると、ある高齢女性の患者さんに声を掛けられました。

 

「あのね、テレビの上の棚のア□△ン取ってくれる?」

 

ア□△ン?

よく聞こえなくて聞き返すと、R-1というヨーグルトでした。

 

テレビ台の上の部分の棚は冷蔵庫ではないので、常温保存していたのかと

少し不安になりましたが、扉を開けてヨーグルトを探しました。

 

しかし、タオルや下着、洗面用具くらいしか見当たりません。

 

こうして患者さんの探し物を頼まれることはたまにありますが

見つからないこともよくあります。

 

以前、捨ててない薬を「捨てた」と言い張る患者さんのために

ゴミ袋を漁る羽目になり、結局薬は棚にしまってあったこともありました。

 

しかし今回の場合、棚に無いとなると、御本人が飲んで忘れてしまったか

何らかの理由でゴミ箱に入ってしまい、こちらが回収してしまったか…

 

どちらにしても厄介な状態です。

しかもまだまだ掃除しなければならない病室はたくさん残っています。

 

「ベッドの下に落ちてないか」と言われては、下を覗き込んだり

「引き出しに入ってないか」と言われては、引き出しを一つ一つ探しても、見つからず…

 

焦っていると向かい側にいた患者さんが

 

「あれじゃない?」

 

と、窓を指差しました。

 

慌てて半開きになっていたカーテンを開けると、二重サッシのガラスとガラスの間の

狭い空間に、赤い影が。

 

ドリンクタイプのR-1が1本、挟まっていました。

 

この季節、外に近付けておけば十分冷えるので、冷蔵庫代わりにしていたようです。

カーテンの陰になって、こちらからは死角になっていたようです。

 

「あー、そう言えば看護師さんに頼んで、そこに置いてもらったかも。

ごめんねえ?」

 

患者さんは、そう言って謝ってくれましたが…

今日も勤務時間オーバーです。

 

まあ、患者さんの私物をこちらで紛失した、というような状況にならなかっただけ

良かったと言えば良かったです。

 

厳重注意は勘弁してもらいたいですから。

 

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