昨夜飲んだお酒が、少し残ったようです。
アルコールは午前中のうちにキレイさっぱり抜けていきましたが…
昨夜も夜8時を回り、持ち場を片付け、ロッカールームで着替えていました。
独身女子のパートの人も大体8時に帰宅するようで、狭い空間が賑わいます。
その内の一人が、他の若い子に、これからどこかに飲みに行く話を持ち掛けていました。
中には都合があって断る子もいましたが、何人かが連れ立って出掛けたようです。
そうしたやり取りを背中で聞きながら
(若い子はいいなあ、パワーがあるなあ)と思いながらも
(自分もそうした輪に入れる年齢だったらよかったなあ…)などと、羨ましく思う気持ちが
少し湧いて、何となくお酒を飲みたい気分になりました。
さすがに1人で外に飲みに行ったりはできないので、缶のお酒を買って、自宅飲みです。
職場のお酒コーナーに寄り、売り上げにほんのわずか貢献してから帰宅しました。
買ったのはサントリーのストロングゼロDRYの350ml。
昔はジュースのように甘いものしか飲めなかったのですが、最近は甘みがない方が
飲みやすく感じます。
帰宅して、『アド街ック天国』で行ったことのない街の特集を見ながら酎ハイを飲んで
「ポニー可愛い」、「花火きれいだなあ」などと、独り言を言っているうちに
みるみるアルコールが回ってくるのがわかりました。
ストロング系が強いのは分かっていたけれど、仕事疲れの相乗効果もあったかもしれません。
ふらついてきて、そのままクッションを枕に仰向けになりました。
テレビの音を聞きながらぼんやり天井を眺めていると、ひとり小舟に乗って
ゆらゆらと流されているような、何とも言えない気分になります。
この天井の下でひとり酔っぱらって、どうしたかったのか。
ただ疲れを取りたかったのか、忘れたいことでもあったのか。
ふわふわした頭では結論も出ず、そのままよろよろ寝室まで四つんばいで移動して
布団に入りました。
そして朝、頭がときどき脈を打つようにズキッと痛む朝を迎えたという…
おそらく1人暮らしだから抱える寂静感を、昨夜は持て余してしまったのでしょう。
いい歳して何をやってるのか、とも思うけれど
たまにそういうことがあっても仕方ないかな、という気持ちもあるのです。