面接が行われたのは、テーブルと折りたたみ椅子が数脚置かれた
従業員の飲食スペースといった感じの小部屋でした。
面接相手の店長さんは、40歳後半くらいでガッシリした感じの、声が大きい男性です。
履歴書は要らないと言われていたけれど、一応持って行って最初に渡しました。
店長さんは履歴書をチラチラ見ながら、志望動機、希望する曜日と時間帯
通勤に要する時間などについて尋ねてきました。
・他で半日のパートをしているが、生計を立てるためにもっと働きたい。
・昔、近い職種でアルバイトをしたことがあったので、仕事の内容にも興味がある。
・午後3時から今勤めているパートが始まるので、昼の時間帯、できれば
午前11時から午後2時までの3時間働きたい。
・土日祝日も働ける。
・通勤は地下鉄とバスで乗り換えの待ち時間を入れて35分くらい
それぞれの質問に上のような感じで答えると、店長さんは
「はいはい、ああ、なるほど…」と相槌を打っていました。
仕事の大雑把な内容も含め、一通り話が終わった後、先方から言われたのは
「じゃあ、時間帯はそれでいいんで、明日から来れますかね?
曜日は金、土、日、月に来てもらえるとありがたいんだけど」
飲食店のバイトだと即決というパターンはあるけれど、この数年でここまで
時間のかからない仕事探しは初めて。
反射的に笑顔で
「ハイ、よろしくお願いします」
などと答えながら、内心
(えっ?もう?決まっちゃった?明日から?えー?)
と事態について行けない感じがちょっとありました。
どちらかと言うと、こちらの人となりよりも、土日祝日の忙しい時間帯に
働けるかどうかが最大のキーポイントだったようです。
それだけ人手が足りないのでしょう。
この後初出勤です。
一晩たって、心の準備が8割くらいできましたが、2割くらい「あれ?」という感じが
まだ残っているのですが、急いで気持ちを切り替えないといけないですね。