「例の件についてお話が」
午後8時を過ぎて、いつものように
新人のオペレーターさん達が帰ると
リーダーのオペレーターさんが
空いている隣の席に座って
話しかけてきました。
先週、チーフSVさんと配置転換の
話をした時に同席していた男性です。
いつも応援いただきましてありがとうございます
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「お疲れ様です。
例の件についてなんですが…
あれからあちこち打診してるんですが
まだちょっと決まってません。
来週中には正式にお話できるように
しますので、もうちょっと待って
もらえますか?
それまでの間は、うちでの
データチェックをお願いします」
「分かりました。
ご迷惑をお掛けしてすみませんが
よろしくお願いします」
と答えると
リーダーのオペレーターさんは
笑顔でSVさんのところへ
向かっていきました。
なるほど…
そうか、やっぱり…
そんな気はしていました。
今いる部署は時給もさほど高くない
ところです。
そして社内では基本的に時給と
仕事の難易度は比例していると
されています。
つまり他の部署から見れば、私は
難易度の低い部署の仕事に
付いていけないお荷物です。
できれば引き取りたくないというのが
本音でしょう。
それにそんな状態で入っても
ちゃんとした研修が受けられるか
どうかも分からないですし…
あの時私がすべきだったのは
リーダーさんに
「お願いします」
と言う事ではなかったのかも
しれません。
「すみません。
もし次が決まらないようでしたら
月末で契約が切れるので
それまでという事でもいいですし
明日からもう、という事でも
大丈夫です」
そう言って退職を願い出るべき
だったのではと思います。
人と電話で話すのに向いていない。
そう自覚してから、今の仕事が
プレッシャーでしかなかったのに…
今の派遣会社に入ってから
こんなことばかりです。
もしかしたら会社側から、離職率が
下がらないよう、管理職の人に
通達が出ているのかもしれません。
前の職場で、最初に
「辞めさせて下さい」と言った時に
それが通っていれば、こんなに
ストレスフルな日々を送ることも
無かったと思うのですが…
*『毎日が発見ネット』様の体験記コーナーで連載中。
第1土曜日の夜8時台に更新予定です。
最新版は10月5日に更新されました。
『快テレ君』体験レポートも掲載中です。
ぜひご一読を!
【前編】
【後編】
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。