酸素マスクに切り替える

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今日は一日、どこにも出掛けませんでした。

家にはうずくまっている猫が1匹。

とうとう段差を伝って机の上に辿り着くことも出来なくなったようです。

肺の腫瘍が見つかってから、一気に症状が進んできました。

 

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いろいろ工夫して、酸素ハウスに馴染ませようとしてきたけれど、猫は一向に

大人しく入っていてくれません。

そろそろハウスの中の方が呼吸しやすいことに気付いて欲しいのですが…

 

かと言って、無理強いしてストレスを増やしても本末転倒です。

そう思い悩んでいるうちに、ふと、付属品の中に酸素吸入用のホースとマスクが

あるのを思い出して、そちらを試してみることにしました。

 

酸素マスクは、直径5mm、長さが約3mのホースの先にマスク…というより透明な漏斗のようなカップが付いた物で、見るからに怪しい感じ…

 

ぐったり寝そべっている猫の側に持ってくると、案の定顔をそむけます。

カップが結構大きくて、猫の頭部がスッポリ入ってしまいそうなのも

警戒心を煽るようです。

 

仕方なくカップを外して、細いホースの先を猫の前に差し出してみると

…やっぱりそっぽを向いてしまいました。

 

それでも諦めず、そむけた顔の先にもう一度近付けてみると…

そのままです。

カップ付きの時のように、身をよじってまで避けたりはしない様子。

 

カップ無しの分、逃げてしまう酸素は多そうですが、それでも無いよりは

ずっとマシなはずです。

 

寝返りを打つたびに、ホースを顔の前に持っていかなければならないけれど

しばらくはこんな感じで酸素に慣れさせたいと思います。

 

それに付けても、前脚はそうでもないのにむしろ足の筋肉の落ち方が激しくて

それでも動こうとするので、見ていて辛くなります。

 

低いソファから棚の一番を上りたそうに見ているけれど、落ちたら危ないので

乗せてやれません。

 

こんな状態が続いても、終わっても、心苦さは変わらない毎日です。

 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました

 

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