昨日は月曜日。日曜と火曜の休日に挟まれた出勤日です。
北海道に緊急事態宣言が出された翌日でもあります。
今、入院している患者さんの数はまた少し減って、ベッドの空きは5割くらいでしょうか。
でもこれくらいの人数なら、年末年始やゴールデンウィークの時にもあります。
仕事をしていて「ああ、これは宣言の発令前とは変わったな」と思うのは、ゴミの内容です。
職員エリアのゴミ箱に、圧倒的にカップ麺の容器が増えました。
それまでは弁当やパンなどの方が多かったのですが、数が逆転しています。
皆それだけ外出を控えているのでしょう。
蜜を避けるためか、今まで使われていなかった会議室や、資料室のようなところにも
椅子と長机が置かれて、そこで食事を摂る人もいるようです。
そこにも当然ゴミ箱は置かれるので、仕事で回収するゴミ箱が3か所ほど増えました。
院内の雰囲気も、以前と変わらないようでいて、何気に不穏な感じはあって
ある入院患者さんに
「あんた、コロナの検査は受けてるか?」
とハッキリ聞かれました。
「これからです」
と答えましたが…
私は検査を受けていません。
会社の方からは、37℃以上の熱が出たり、風邪のような症状が出たらすぐに行くようにと
指示は受けてはいますが、特に急いで検査を受けるようには言われていません。
症状も出てないのに検査に行くと、医療崩壊につながるからと聞いています。
病院勤めを始めて、手洗いやうがい、消毒を徹底していたら、風邪を引かなくなり
微熱さえ出なくなりました。
仕事も皆勤です。
でも、入院する側からすれば、未検査の人が周囲をうろついているとなると
不安なのは理解できます。
私も個人的には一度は受けておきたいとは思うけれど、今の時点で検査で白と出ても
3か月後、半年後になったら『3カ月前、半年前は感染してなかった』という
過去の証明にしかなりません。
先生や看護師さんのように患者さんに直に接する訳ではない私たちは
やはり症状も出てないのに検査を受ける必要は無いのでしょう。
なんだか、2年前の日常はもう戻ってこない気がして、やりきれない気もしますが
それでも世界は変わっていきます。
状況に合わせて、生きていかなければ。