昨日出勤したら、研修ルームは他の人達が使用していました。
私たちの同期は一応全員、本番の職務を行う広い部屋の方に席を移されたようです。
一部の経験者の人達はすでにヘッドセットを付けていました。
隣にいる先輩のオペレーターと思しき方に教わりながら、電話を受けています。
私を含め経験が浅い者は、まだ直接電話を受けることはできません。
午前中は基本的な会話の流れが書かれた台本を読み合わせたりしていました。
午後からは講師の方にアドバイスを受けながら、手順などを手直しして、また読み合わせ。
最後に模擬テスト的なことも行いました。
それでも保留組はなかなか合格点が出せずにいます。
いくらなんでもこのまま出来るようになるまで、ずっと研修を受けているわけにはいきません。
遠くないうちに見切りをつけられると思います。
それなら時間を浪費する前に、辞退すべきなのでは。
就業時間が終わるとすぐ建物の裏口の方に出て、周囲に知った人が居ないのを確かめました。
スマホを取り出して急いで電話を掛けると、7~8回のコールの後に担当さんが出ました。
「どうしました?」
と聞かれ、これまでのいきさつと、おそらく自分は使い物にならないことを告げました。
すると担当さんは「うーん…」と一拍置いた後、こう言いました。
「皆さん最初は慣れないからそういう声もあるんですけど、もう少し頑張ってください。
それでもできない場合は、先方から何かありますから」
こちらもそれ以上は言えずに
「わかりました」
と答えました。
「先方から何か」があるまでは、この状態が続くようです。
ここから挽回なんて、とてもできそうにないけれど…
こちらから言うのはOUTなのかもしれません。