今日5日は、仕事が休みです。
何だかんだ言って、このゴールデンウィークは休みが続いた気がします。
休日=疲れが癒される、ではありませんが…
家に居られることに意味がある今は、とてもありがたいことです。
昨日の火曜日は、2日ぶりに仕事に出ました。
一応祝日ですが、連休中は特例で、平日と同じように清掃します。
たった2日しか空いていないけれど、全身がだるくて仕方がありませんでした。
この1カ月ほど、猫が立ち上がって歩き出すたびに床などを拭いたり
餌をやったりしているため、1回1時間半の睡眠を1日2~3回とる不規則な生活に
戻っているせいでしょう。
当然の如く頭も冴えませんが、体で覚えた仕事で、病室以外ではほとんど人と話さないので
何とかこなせています。
病室を1部屋ずつ回ってゴミを集めていると、ある2人部屋の60代くらいの男性が
「ちょっとそれ拾って捨てて」
と床頭台の下に落ちているティッシュを指差しました。
私が行くのは整形外科の病棟なので、自分で落としたものを拾えない人がたくさんいます。
「はい」と何気に拾ってゴミ袋に入れると、男性は続けざまに言いました。
「あんたねえ、それ2日前から落ちてんだよ。
あんたじゃだろうけど、日曜日の人がゴミの時落としてったの。
いくら忙しくても、こういうの2日放置ってどう思う?」
ああ、日曜日専門のパートさんが落としていったのかと思って
「申し訳ありません」と謝ると、今度は
「その人がねえ、◯◯を棚に入れてもらったんだけど、棚を探しても出てこないんだ。
どういう風になってるか、ちょっと見てもらいたいんだけどさ」
とのことで、一旦ごみ回収の手を休めて
「じゃあ、今見てみます。
何を探されていますか?」
と聞きました。
すると男性は
「いや、今はあんた仕事中だから、仕事が全部終わってからでいい。
終わったらもう一回来て」
と言い出しました。
本当は、何かあったら、その場ですぐ対応するように言われているので
「いえ、今やりますよ?」
と答えたのですが、男性は頑なに、終わってからでいいと譲りません。
結局、他の作業を全部終わらせてから、その部屋の掃除を最後にして戻ってみると…
男性は寝ていました。
小声で声を掛けても起きません。
病院内では寝ている患者さんを、清掃の者が無理に起こすのはご法度なので
モップとダスタークロス以外の道具をすべて洗い、掃除機などを片付けて
もう一度見に行くと、今度はその患者さんがいません。
おそらくシャワーかお風呂の順番が来たのだと思われます。
もう諦めて、ナースステーションの近くにいた助手さんに
事のあらましを話して、お願いして帰ってきました。
本当は看護にあたっている人に、余計な仕事を増やすのは気が進まないのですが
こちらも終業時間を若干超えるところまで来ていたので、仕方がありません。
次に似たようなことがあったら、絶対その場でやらせてもらうと心に決めて
その場を後にしました。