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新人さんはやっぱり逃げた

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あれ?

休んだっけ?

…と思うくらい、あっけなく過ぎていく日曜日。

疲れが4割くらいしか回復していない感じですが、これも気の持ちよう。

夜明け前には出勤です。

 

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新人のO野さんが、年末一杯で職場を去ることになりました。

 

普段から持ち場が離れている上に、最近股関節の調子が悪いと時短勤務をしていたので

帰宅時も会うことがほとんど無かったO野さん。

 

さすがに診断書を出されると、会社も引き留めることが叶わなかったようです。

しかも他ならぬ、この病院の診断書。

 

それでもS木さんはO野さんをすごく気に入っていて、本人に

 

「ロッカーや制服は残しておくから、体調が良くなったらいつでも戻ってきて」

 

と言っていたらしいです。

 

私はその場に居なかったけれど、居合わせたT中さんが

 

「あの人のことをいくら気に入っていても、実際にはよく休んだり

時短勤務で出来なくなった分の仕事をしていたのは私。

だけど私はあんな風に言われたことは無い。

 

それを私の目の前で、ああやって休んだり辞めたりする人にちやほやされると、

自分が頑張ってるのに認めてもらえないようで腹が立つ」

 

と、後で私に不満をぶちまけました。

 

私もT中さんの気持ちは分からないでもないし、最後に会ったO野さんは

かなり仕事を辞めたがっていそうな雰囲気だったので「制服を残す」と言われて

困っているだろうなと思ったのでした。

 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました

 

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