記入された離婚届

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⇒(19日更新)ダンナとの話し合い

⇒(20日更新)絶対に戻りたくない場所

⇒(23日更新)ただし、条件がある

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義母からもらった100万円の件は、心に引っかってはいたけど
この日はすっかり忘れていました。

せっかく離婚した後も、盆と正月に義母と会うなんて
何の冗談かと思ったのが、一気に断り辛くなってしまった・・・

それができないなら離婚もしない。

畳みかけてくるダンナ。

ここでYESと言わないと、ダンナの気が変わってしまうかも・・・

・・・・・・さんざん迷って

わかった。それでいいよ。

結局離婚を隠したまま、義母に会うことを承知してしまいました。

(これでよかったの?本当に?)

頭の中では自分の決断が正解なのか判断が付かず迷っていました。

じゃあ、これでいいな?・・・帰るぞ。

立ち上がりかけたダンナにハッと我に返りました。

今日この日のために持ってきたものがあります。

待って、これ、書いて欲しい・・・

私が未記入の離婚届をバッグから取り出し
ボールペンと共にダンナの前に置くと

わざわざ持ってきたのか・・・

そう苦笑いしつつも、記入を始めるダンナ。

書いてる途中には以下のようなやり取りがありました。

キミのは書いてないのか?

私は後で書くよ

住所を教えてくれないか?

ごめんそれは無理・・・

それならメールや電話は今まで通りしてもいいか?

・・・・・・うん。

印鑑は持ってないぞ?

じゃあ、ここで待っているから家から持ってきてほしい。
(ダンナの家は店から徒歩6、7分くらい)

わかった。

そう答え、記入を終えたダンナは

とうとう書いちまったな・・・

と溜息交じりで用紙をこちらに差し戻しました。

店の個室を出て行くダンナの背中を見送った後

手元の離婚届をじっくり見ました。

ダンナの欄が記入された離婚届・・・

これに自分の欄と保証人の欄を記入すれば
離婚が成立するんだ・・・

感慨深いようでいて、結婚生活に関わってきた
いろいろな誰かに申し訳ないような、複雑な気持ちです。

その気分のまま、十数分後に戻ってきたダンナが
印鑑を押すのを眺めていました。

これでいいか?

うん、ありがとう。

割り勘で店への支払いを済ませ、外に出ると
眉間に皺を寄せたダンナが言い放ちました。

あー、もう女はこりごりだ!

(・・・・・・いや待て、そっちは懲りる立場じゃないだろ!)

心の中で盛大にツッコミながら、でも機嫌を損ねて
「離婚届を返せ」と言われないように

だったらこれからは気をつけてね、じゃ元気で

とだけ答え「見送る」というダンナに
ここまででいいから」と断りを入れて、帰途に着きました。

以上が、当日の顛末です。


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