雪が解けて、見える地面が増えてきました。
滑り止めの黒い砂利が散らばった地面に、形を崩し土で汚れ黒ずんだ雪の残骸。
この街が一番薄汚れて見える、だけど待ち遠しかった季節が
ようやくやってきたようです。
この仕事をして一番疲れているのは、おそらく昼休み前。
品出しが終わったあたりです。
最初は品物を憶えるだけでも覚束ない状態で。
でも徐々に「品名」と「倉庫にある場所」と「売り場に置かれている場所」とが
渾然一体となって脳に刻まれてきたようで、だいぶスムーズに
こなせるようになってきました。
大変なのは、私が担当している売り場には1.5ℓのペットボトルが6本入った
ダンボールなど、けっこう重い物が置かれていること。
とくにセールなどでは、ちょっとした目玉商品になっていることも
時々あるために、設置する数も多く補充もたびたびです。
毎回腰に負担をかけない程度に急ぎ、早目に終わらせるように心がけているけど
終わったあとは両腕の筋肉がブルブル震えて、なかなか止まらないことも。
まさかこの歳になって二の腕に筋肉が付いて、力こぶが出るようになるとは
思ってもいませんでしたが 、こんな何でもない日々でも
いろいろなことが積み重なって、自分が変わっていっているようです。
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