夜中の地震

首を振る扇風機の風にあたっていると、部屋全体が軋むような音がして、揺れ始めました。

揺れの幅自体は大きくなく、小刻みにたくさん揺れる感じ。

（ああ、これはすぐ収まるな）と思いつつ、押入れに目をやると、半分開いた襖の奥から

寝たはずの猫が首をもたげて、こちらに視線を送っているのが見えました。

ガスは大きい地震のときは自動で止まるようになっているので

結局、揺れている間中、猫と見つめ合って終わってしまいました。

この程度の地震だったからまだよかったものの、これがもっと規模の大きい

避難しなければいけないような地震だったらと考えると不安がよぎります。

いざという時のため、猫をペットキャリーに素早く入れられるように

いつも部屋に出しておいた方がいいかもしれません。

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＊『毎日が発見ネット』様の体験記コーナーで連載中。
第１土曜日の夜8時台に更新予定です。

最新版は4月5日に更新されました。

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