昨夜、バスを降りて、家まで向かうほんの数分の道すがら、足元から違和感のある
音が聞こえてきました。
コツ、コツ、と歩く自分の足音とは別に、微かなカラ、カラ、という小さな音。
職場で買った荷物を手に提げていたし、道端で確かめるのも億劫で
その場はそのままにして、家に帰ってから、履いていた靴をひっくり返しました。
すると右の踵の部分がずいぶんと擦り減って、窓枠のような形に穴が開いています。
振ると、カラカラ鳴りました。
再び靴のかかとを下に向けて強く振ると、玄関のたたきに落ちたのは
米粒くらいの小さな石。
穴の開いた靴と石を見ていたら、何とも言えない侘しい気持ちになってきました。
靴がすり減っているのは、たまに磨くので気が付いていましたが、さすがに穴が開いたら
表に履いて行くのに抵抗があります。
靴を長持ちさせるには、1日履いたら1~2日休ませた方がいいのでしょうが
靴擦れしやすい体質なので、履きやすい靴があれば、そればかり履いてしまいます。
それがよけいに寿命を縮めているのでしょう。
今日は念のため、踵の上の方にばんそうこうを貼って、イマイチな靴を履いて出掛けます。
仕事を終えたら、履きやすい靴を探しに行かなくては。