そのため一部の材料の解凍が間に合わず、硬い状態で切っていて
感覚が普段と違っていたのです。
薄い手袋をしていましたが、あくまで衛生面を守る薄いものなので
防御の役目は全く果たしていません。
切れた手袋と手の間にみるみる血の赤が浮かんで、指先の方に小さく溜まっていきました。
思わず「あっ」と声を出すと、隣で別の物を切っていた古株さんが血に気付いて
「あー!何やってるの!」と大きな声を上げました。
古株さんに、救急箱のある休憩室まで戻って手当てをするように言われ
一旦厨房を出て、休憩室で消毒して、ガーゼを当ててばんそうこうを巻きました。
傷をよけながら手を洗い、新しい手袋をして職場に戻ると
包丁も水も使わないですむ作業のところに回されました。
私がさっきまで作業をしていたところをふと見ると、◯子さんがいます。
不仲の古株さんと◯子さんが並んで作業をしているのを見て
少しドキッとしましたが、忙しい最中には互いにそんなことは言っていられないようです。
このパートを始めてから最大の失敗を、一番忙しい時間帯にしてしまって
申し訳なさでいっぱいなり、反省しています。
厨房の皆に迷惑をかけてしまったし、切った直後はあまり感じていなかった痛みも
今はじんじんと沁みるように感じるしで…
もう2度とこんなミスはしないように気を付けたいと思います。
*『毎日が発見ネット』様の体験記コーナーで連載中。
第1土曜日の夜8時台に更新予定です。
最新版は3月1日に更新されました。

深夜1時に「ピンポーン」と隣人女性。挨拶もしたことないのに...一体何ごと!?/くるぴた
皆様こんにちは、『ぼっちシニアの幸せ探し貯金日記』の管理人"くるぴた"です。 【前回】「生涯、女として現役でい...
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。