昨日はうっかりして、仕事中に指先を切りました。
縫うほど深い傷じゃなかったのは幸いですが、仕事中でも一番忙しい時間帯に
しばらく持ち場を離れたので、皆に迷惑をかけてしまいました。
今日、飲食店のパートに出勤すると、古株さんは定休で
厨房にいるのは◯子さんと、平日のみのパートさんだけ。
◯子さんはこちらに気付くと、またあまり指先を使わない作業の方に回してくれました。
「昨日はすみません」
と謝ると、彼女は
「いいですよー、大したことがなくてよかった」
と気軽な調子で答えました。
「◯◯が凍ってて、出刃で上手く切れなくて、勢い余っちゃったんですよね」
私が苦笑交じりにそう続けると、◯子さんは少し驚いた表情になって
「凍ったのを切る包丁は別にあるよ?」
と言いました。
◯子さんは私を包丁を保管するところに連れていくと、引き出しを開け
端の方にある、刃が細くて長く、四角っぽい包丁を指して
「凍ってるくらい硬いのは、こっちで切った方がいいよ」
と教えてくれました。
昨日の日曜日、皆忙しく動き回っていたので、私は人に聞くことなく
疑問も持たず、そのまま同じ包丁を使っていました。
切り難いと思ったときに、すぐ先輩の誰かに聞けば、こんなことにならなかったのに…
ほんの少しでも疑問があれば早めに人に尋ねて、その疑問を解いておかなければ
いけないと、今日改めて反省しました。