除雪車が入り、雪を四角く削り取ったような歩道を抜けて、帰宅。
3時間の残業を、そして一週間の仕事を終えて、一息ついています。
職場に通うのも、あと4回。
やっとの思いでここまで来ました。
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今日は午前中はK東さんに付いて、通常の仕事。
昼から3時間は一応私が教えるという形で、K東さんとN川さんを引き連れ
3人でペーパー類を補充したり、ゴミを集めたりして回りました。
それにつけても、テンポの違う3人が集まって働く時の
微妙なまとまりの無さというか…
“人が3人集まれば派閥が出来る”とは言うけれど、つくづく難しいなと思います。
最初の10日ほどのＫ東さんと1対1の時は、それほど困ることはありませんでした。
教える苦労はそれなりにあったのですが。
でも、教える対象が2人になって
Ｋ東さん……40代前半。10日ほど経って、ある程度仕事を覚えてきた。
N川さん……アラ還。入って3日目。前職はナースで病院の雰囲気に慣れている。
となると、仕事を覚えている、いないにかかわらず、どうしても
N川さんが前面に出て、積極的に喋り、作業でも中心になったりしがちです。
それが悪いわけじゃない、むしろ自主的に仕事に取り組むこと自体は
良いことなのですが…
常にマシンガントークでこちらに話しかけて来るN川さんと対照的に
どんどん無口になるK東さん。
バランスよく2人共と会話したり、仕事を任せたいのですが
それでも何となく偏ってしまい、少し心苦しい感じ。
そんな中、昼休みが90分あるというのに、休憩室兼守衛室では
守衛さん2人が仕事の引き継ぎの件で、ずっと打ち合わせをしているのです。
ただでさえ3畳間、家具を除いた空間は2畳分ほどの小部屋で
特に親しくもなっていない清掃担当3人がそれぞれパンや弁当、お菓子を
食べているすぐ横で、守衛さん達が仕事の愚痴を
大声でガハハと笑いながら喋っています。
しかもこんな時に限って、監視カメラ用のパソコンが壊れ
事務方の男性が修理に来ました。
この人がまたイライラを隠さない人だったのです。
密やら、空気が重いやら、居心地の悪さを極めた90分でした。
だけど、食堂や病院の休憩室は病院の職員以外は使用できないし
他に行く場所もないという…
疲れを解消するどころか、むしろ精神的な疲労を溜め込みつつ
午後の仕事に移りました。
いや、これ、新人さん的に大丈夫でしょうか…
危機感の強い人だと、ここの仕事のブラックさを感じ取って
逃げる算段をしてしまうのでは…？
この3人で仕事をするのは、あと1日。
次の祝日、天皇誕生日。
しばらく飲んでなかった第3のビールのプルトップを開けて
盛大に溜息をつきました。
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