朝、食事をしようと野菜スープを温めたけれど、今ひとつ食欲が湧きません。
昨夜の残り物だから飽きたのかもと思いつつ、一応胃に納め
冷える空気の中を出勤しました。
職場に着いたら、真っ先にやるのは体温の計測です。
さっそく額に体温計をかざすと『ピッ』という音とともに数字が現れました。
37.2℃
え…
うちの職場では体温が37℃を超えたら、その日の仕事は出来ません。
ほ、本当に…?
えええ…マジで…?
とりあえず、S木さんに電話しましたが、出ません。
多分通勤中で、車の運転をしていると思われます。
5分ほど経つと携帯が鳴り、出ると
「くるさん、なんかあった?
今駐車場から歩いて来てるんだけどさ、さっき電話鳴ったからさ」
とS木さんの声が聞こえて来ました。
私が熱があった件を伝えると
「えええ!
いや〜、困ったねえ、う〜ん」
と言うと、2、3拍置いた後、急に冷静な口調になって
「いや、仕事はしたらダメだよ。
家に帰って、しばらく休んで、病院が開く時間になったら
保険証持って内科の方に行って」
と答えました。
微熱以外には特に風邪のような症状は出ていないので、このまま帰るのに
引け目を感じましたが、規則なので仕方ありません。
時刻は朝の6時前、そのままトボトボと帰宅。
着替えて布団に潜って目を閉じるると、元々4時間くらいしか寝ていなかったせいか
そのまま意識を失うように寝てしまいました。
気が付くと時計は7時半を指しています。
慌てて身支度を済ませ、職場の病院の内科へと向かいました。
受付で問診表を記入している最中、看護師さんがやって来て
「先にお熱を計りますね」
と、私の額にセンサー付きの体温計をかざすと
「はい、36.7℃ですね」
と言って、去って行きました。
えええ⁉︎
平熱に戻ってる⁉︎
肝心の診察の方は、しどろもどろになりながら職場で熱を測って
37℃以上あった件や仕事で疲れていること等を説明しましたが…
診断は結局のところ、風邪に関しては特に異常無し。
溜まった疲れが出ただけ、ということでした。
昼前にS木さんから電話があり、結果を聞かれましたが
先生に言われたことをそのまま答えると
「そう……明日は来れるね。
じゃあ、明日は待ってるから、風邪を引かないように気を付けて」
と一言だけ言われて、電話は切れました。
今日の仕事はどうなったのか、明日の仕事はどうなるのか…
ともかく今は、別の意味で頭が痛いです。
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