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先生2人に生徒が1人

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今日から、一部の仕事が入れ替えになりました。

病棟のトイレ掃除が無くなって、手術室関係と全診察室のゴミを回収します。

 

仕事を教えるため、S木さんと課長さんが何回かは付き添いをする予定です。

まずは今まで通りに地下1階の掃除をして、そこから研修に入りました。

 

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最初は、地下の倉庫に行き、『ダストカー』と呼ばれる布製のワゴンを

取って来るところからです。

 

真っ暗な倉庫の電灯を点けると、課長さんが早足でスーッと倉庫の奥に

入って行って、ダストカーを出して来ました。

するとそれを見たS木さんが

 

「ちょっと!何やってるの!

ダストカーの置き場所から教えないと、研修にならないでしょ!」

と、すごい剣幕で怒鳴りつけました。

課長さんは

 

「あ、ハイハイ、ごめんごめん」

 

と、ほうほうの体で謝って、カートを元に戻しています。

 

課長さんとS木さんは、組んで仕事をする機会が多いのですが

上司と部下ではなく、ベテランパートと後から入った正社員の関係そのもの。

 

もちろん最初なので、細かい部分から教えてもらえる方がありがたいのですが

正直、ちょっと引きました。

 

その後も2人に付いて仕事を教わったのですが、今度は正面玄関の横にある

大きい蓋のついたゴミ箱の、蓋がなかなか外れませんでした。

 

課長さんとS木さんで、あーだこーだとモメながら、ようやく外しましたが…

 

どうやら蓋の縦横が逆になっていたらしく、誰が間違えたのかで

S木さんが文句を言うと、課長さんがハイハイと言った感じで

謝っていました。

 

その後は特にトラブルも無く、無事に研修は終了。

仕事の内容そのものは、残業や祝日対応の作業と被る部分が多くて

比較的早めに覚えられそうです。

 

ただ、何というか…人間関係の見なくていいものまで

見てしまった感じというか…

 

『船頭多くして、船山に上る』とも言うし、教わる側が1人なんだから

教える方もどちらか1人で良かったのでは…と後からつくづく思ったのでした。

 

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『毎日が発見ネット』の体験談コーナーで、連載中。

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました

 

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