長かった今週がようやく終わりました。
コロナワクチン接種に始まって、前夜に急に決まった分を含めて週3回の残業。
正直、ヘトヘトです。
今日は昼前に帰宅できてホッとしたものの、すぐさま家事や在宅の仕事に
手が付けられる訳はなく、ひたすらグッタリと過ごしました。
今日、仕事が終わった休憩室で、T中さんと顔を合わせました。
彼女は毎週土曜日に残業をするので、昼食を休憩室で摂るのです。
私が帰り支度をする横で、T中さんは手製のおにぎりを食べながら言いました。
「私さ、来月一杯で、もう一個の仕事辞めようと思うんだわ」
T中さんは掛け持ちでオフィスビルの清掃もしています。
そちらを辞めると言うのです。
以前、そちらの仕事の話は聞いたことがありました。
人間関係は良好で、仕事も簡単。
ただし冬場は寒く、時給は最低賃金だと。
「私はあと1年待てば年金もらえるからさ、時給が良い方を残して楽したい。
そろそろ掛け持ちはキツくなってきたわ。
移動の時間も入れると、仕事に使う時間が長過ぎて」
確かに私も今週の残業ラッシュで、肉体労働系の長時間勤務は厳しいと
感じていたので、仕事を絞りたい気持ちはよく分かりました。
ただ、気になることもあります。
それを察したかどうかは分からないけれど、T中さんは一拍の間を置いて
「まあ、S木さんはどう思うか分かんないけどね」
と言いました。
S木さんとT中さんは、それぞれ違う方向でアクが強い雰囲気。
最近は2人で同じ部屋にいても、必要事項以外は会話が無いようです。
その状態で人間関係の良好な職場を切って、こちらを残すのは
相当な『割り切り』が必要なのではと思います。
ただ、うちの仕事の場合は、作業中に他の清掃パートの同僚と
顔を合わせる時間はそんなに長くありません。
だから決断したのでしょう。
人間ある程度歳を取ったら、おのれのメンツや好き嫌い、多少のストレス等と
引き換えにしてでも、楽をすることが重要になってくるのです。
『毎日が発見ネット』の体験談コーナーで、連載中。
本日更新しました。
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最後まで読んで下さって、ありがとうございました