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始発のバス停にいるのに…
1本前のバスが出発してしまった
ばかりのバス停。
乗り損ねたのは私と、60代半ばと
思われる御夫婦でした。
時刻表を見た旦那さんの方が
「次は15分も先だよ。
こんなとこで、そんなに
待ってられないよ。
あれだ、市役所の前にもバス停が
あったから、あっちに行こう」
と奥さんに言って、2人は南に
向かって歩き出しました。
いや…なんと言うか、
役所の前のバス停はこの停留所と
同じ路線の、次のバス停です。
そして、ここは始発の停留所。
まず間違いなく座れます。
市役所前のバス停まで歩いて行くと
歩いて疲れる上に、すでに始発で
人が乗った後の、座れる席が減った
バスが来るのです。
とはいえ…
見ず知らずの他人がこんな事を
説明するのもどうなのか…?
それに、これって旦那さんの方の
メンツを潰す感じにならない?
などと躊躇しているうちに
2人の姿は足早に遠去かって
行きました。
私がそのまま始発のバス停で
バスに乗り、次のバス停に行くと
十数人の人がバスを待つのが
見え、その中にはさっきの
ご夫婦の姿もありました。
確かに、あの場で15分待つのは
手持ち無沙汰だし、時間を
無駄にする感じがあったかも
しれないです。
私も別の局面なら、待てずに
どうにかしようと
うろうろしてしまったかも…
それだけ人間にとって
『ただ長い時間待つ』ことは
辛いものなのだと思います。
本日の食事。
●クリームコロッケ
●ラムと野菜の炒め物(残り物)
●オクラのごま和え
●のり弁(海苔+塩昆布)
普通〜に市販の冷凍食品の
コロッケが紛れ込んでいる弁当。
でもたまには自分で作ってない
物を食べたくなってしまうのです。
*『毎日が発見ネット』の体験記コーナーで連載中。
第1土曜日の夜8時台に更新予定です。
最新版は10月5日に更新されました。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。