金曜の夜、休日まであと1日。
エアコンをつけるほど暑くないけれど、微妙に過ごしにくい夜です。
食後に洗い物をして、珪藻土マットに置いたら、ずっとジーッという
妙な音が鳴っています。
地下1階と1階のゴミを集めるようになって、4日目。
そこそこ時間が掛かるし、体力を消耗する仕事です。
今まではこの仕事はS木さんと課長さんが交代でやっていましたが
その分超過勤務だったらしく、課長さんが
「これなら(自分達は)出勤時間を30分遅くできる」
と言い出したとかで、S木さんが後から
「これだから男の人はダメなんだ、すぐに楽をしたがる。
だから新規採用の方も男の人は取りたくないのさ」
とあきれたように言っていました。
まあ、楽をしたいのは私もそうだし、誰だって同じだとは思いますが…
ただ、この新しい作業、最初の数分だけはちょっと楽しいのです。
ゴミ袋が1つも入っていないゴミカートは本体が軽く、車輪の転がりが良くて
押しながら走ると気持ち良くスピードが出ます。
カート自体が勢いよく転がり出すと、普通に手ぶらで走るより
気分良く走れるのです。
怪我をした患者さんが、素で歩くより歩行器を使った方が歩きやすいのと
同じような原理かもしれません。
カートを収納する場所から、最初にゴミを集める場所まで
少し距離があるので、ターッと軽快に(自分比)走っていきます。
そこで、ゴミを大量に収拾したら、楽しい部分はおしまい。
あとはずっしり重くなったカートを押しつつ、所々でゴミを追加していく
重労働のスタートです。
どっちにしろ、当分はこの体制で仕事をすることになるのでしょうし
少しでも楽しい部分を探すほうが前向きでしょう。
『楽あれば苦あり』とはよく言ったものですが、楽がゼロよりは救われます。
『毎日が発見ネット』の体験談コーナーで、連載中。
お手隙の際にでもご覧いただけると幸いです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました