明日は休日。
普段1缶しか飲まない発泡酒を、もう1缶冷蔵庫から出し、プルタブを起こしました。
酔うのと疲れが取れるのは、イコールではないのですが。
今日は祝日専用の仕事の研修、最終日でした。
書いて行ったメモをポケットに入れて、最初のナースステーションに向かいましたが…
ほぼ最初の行程から、付き添いのT中さんに止められました。
あるゴミ箱について、S木さんには捨てると教わっていたのですが
T中さんは「絶対に触ったらダメ」と言うのです。
それは祝日関係なく、ナースステーションに行ったら必ずやると思っていたこと。
前回はT中さんが率先して自分のやり方を手本として見せる形だったので
同じ場所で(あれ?捨てないのかな?)とは思ったものの
(毎日の行程だから祝日に1回くらい抜けても大丈夫かな)と考え、そのまま
黙って見ていました。
T中さんとS木さんのやり方は、どの場所に行っても同じということがなく
憶える方としてはかなり混乱するのです。
結局最初に渡された大雑把なマニュアルに書かれた大体の手順を
大きく外れなければ良いのでしょう。
しかしT中さんは
「私が教えたやり方でなくても、やりやすいようにやっていいから」
と口では言っても、実際にはT中さんのやり方を優先しないと途端に不機嫌になります。
でも研修の最初の数回はずっとS木さんのやり方で教わっていたので
私はつい、そちらの方でついやってしまうのです。
自分が普段やってない場所ならまだしも、いつも私が担当していて勝手がわかっている場所の
ごみの捨て方を、T中さんが間違って覚えていた事もあったりして
私がT中さんを信頼しきれてないのもあると思います。
私がメモを見ながらやっていても
「いや、それはそうじゃなくてね…」
と、目の前で全部やり直すT中さん。
例えば風呂場のマットが2枚あって、小さい物を奥に、大きいマットを手前に敷くのですが
小さいマットを先に敷き、大きいマットを後から敷くと
「いや、そうじゃなくて、大きいのから先に敷くの!」
と、いちいち敷いたものを片付けさせて、大きいものから敷いていくのです。
別に敷く場所を間違ったりしていないし、バスマットをどちらから敷いても
影響は無さそうなのですが…
その後の病室のゴミ回収は、普段私がやっていて、T中さんは担当していない仕事です。
何も言ってきませんが、私がゴミを集めている最中、目立たない廊下の陰や
階段の踊り場でスマホをいじっているのが見えました。
普段はやらない階の回収もあって時間がかかりましたが、何とかそこも終えると
最後はT中さんは毎日やっているけれど、私はほとんど入ることのない医局の掃除です。
ここはS木さんに教わったのは集会所と宿直室の清掃とゴミ回収だけだったけれど
T中さんに教わると、そこに全域のゴミ回収が加わります。
全ての仕事を終えて、休憩室に戻ると、予定の時間を1時間オーバーしていました。
「なんかさ、もう1回研修やった方がいいんじゃないかと思うんだよね」
着替えながらT中さんが言います。
でもS木さんは祝日は出勤したくない様子だったし、T中さんが付き添いだと
また似たような結果になりそう…
週明けにどうなるか決まると思いますが、今から憂鬱です。