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慣れない仕事用のメモを作る

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雪とみぞれが舞う、冬の最後の足掻きを見せた今日。

解けかけたみぞれが積もって、歩道全体が立体的な水溜りになっていました。

これが渇いて消えたら、いよいよ春です。

 

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明日20日は春分の日。

職場での祝日専用メニューの研修、最後の日です。

 

これを終えたら、独り立ちしなければなりません。

ゴールデンウィークには、交代で1人ずつ休日出勤することになるのです。

 

明日はT中さんも出勤しますが、見本を見せながら一緒に作業するのではなく

後ろに付いて見ているだけで、私自身が独りで作業しなければなりません。

 

祝日の作業は平日よりも工程が比較的少なく、慣れれば楽なはず。

しかし月に1~2回しか機会がないので、研修をしても次までに時間が空いてしまい

なかなか覚えられないといった感じなのです。

 

S木さんにもT中さんにも「そろそろ一人で作業ができるはず」と言われ

「出来ない」とは言えない雰囲気です。

 

そして「出来る」と言ってしまえば言質を取られ、失敗した時には

「あの時出来るって言ったよね?」と注意されてしまいます。

 

ただし仕事中にメモを見てもいいとのことだったので

ズボンの大きいポケットに入れられるサイズにクリアファイルを切り

中に仕事の手順を書いた紙を挟んだものを作ることにしました。

これで濡れた手で触っても大丈夫だし、作業中に邪魔にはならないはず。

 

思えば今の職場に飛ばされてきた当初も、似たような感じで仕事のメモを作って

ポケットに持ち歩いたものです。

 

独り立ちしたら、病室のゴミの回収以外は相手のいない一人作業ばかり。

多少手間取ったりしても、見ている人はほとんどいません。

あとは祝日の度に時間をかけて覚えていくことになるでしょう。

 

(明日さえ無事に乗り越えれば…)

 

そう思いながら、作ったメモを忘れないようにバッグに入れました。

 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました

 

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