昨日は…
仕事を終えて、自宅の玄関にたどり着くと、23時前。
遅番の夜は、気が付くと日付が変わっています。
化粧を落とす鏡の前には、時の流れが刻まれた、自分の顔。
部屋の灯りを落とし、布団に潜りながら、考え事をして過ごしました。
いつも応援いただきましてありがとうございます
スポンサーリンク
夢はいつまで追えるのか
ここに至るまで、ほぼ60年。
22歳で実家を出るまで、将来に何も期待せずに過ごしました。
夢や希望を口にすれば、すぐに否定されてしまう環境だったので
誰にも何も言わずに心の中だけで暖めて、働きながら貯金をして上京しました。
出来れば漫画家になりたい、それが出来なくても、絵を描くような仕事に携わりたい。
そんな夢です。
今思えばかなり無謀だったと思います。
でも若さがあったから、そんなこともできました。
糊口をしのぐためにバイトをしながら、持ち込み用の作品を書き溜めたりして…
それでも、ちょっとはチャンスの芽を掴むこともありました。
ネットもない時代のことです。
地方にいても仕事があるのは才能のある人だけ。
でも、関東にいれば、人の伝手が出来て
少しは仕事ももらえるようになったりもします。
私も編集プロダクションに伝手が出来て、漫画ではないけれど
カットやイラストを描くような仕事に恵まれました。
何分下請けのような仕事ですから、単価は低いのだけれど
数をこなせば生活は賄えました。
ひたすら仕事に追われて、気が付くとアラフォーと言われる年齢になりました。
いつの間にか、婚期を逃して…
そんな時に出会ったのが元夫です。
すみません、続きは夜書きます。
(続き)
もともと保守的な土地柄で育ったせいで
結婚して子どもを持つことは当然のことという思い込みがあり
ずっと1人でいることに、引け目がありました。
それで、元夫と結婚することになり、散々迷った末に
それまで続けていた仕事を辞めて
元夫の実家のある北海道に渡ることにしたのです。
これがもう少しネットが発達した後だったら
移住後も仕事を辞めずに済んだかもしれませんが…
タイミングが悪かったと思います。
そして、そこから約20年後。
今の自分には家庭もなく、子どももいません。
自分に向いた仕事をしている訳でもなく
結婚生活で、なけなしの蓄えもほぼ失いました。
空っぽになった今、手元に残ったのは、1人で物を考える時間だけです。
ここから何をしたいのか、何ができるのか。
今からでも夢を追うことはできるのか…
多分、追うことだけならできるはず。
叶えられるかどうかは別の話だけれど…
でも、追っている過程を楽しむことができたなら
それでいい気もするのです。
今日の弁当
卵焼き、サラダ(キュウリ、ミニトマト、ブロッコリー)
ウィンナー、焼鮭、ゆかり。
*『毎日が発見ネット』様の体験記コーナーで連載中。
第1土曜日の夜8時台に更新予定です。
最新版は10月5日に更新されました。
『快テレ君』体験レポートも掲載中です。
ぜひご一読を!
【前編】
【後編】
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。