千切れ雲一つ無い、晴れ渡った空。
淡いブルーからオレンジのグラデーションの境目から、朝の太陽が昇ってきました。
今日は休日です。
昨日、一通りの仕事が終わって、道具カゴを抱えて1階に降りてくると
S木さんとT中さんが道具庫の前で、何か話しているのが見えました。
私の姿を見つけるとS木さんの方が
「あー、ちょうどよかった。
T中さんが来月の残業の日に2時までしかできない日があるって言ってるのさ。
それでその日は、前に1時間だけ残ってもらった時みたいに
また1時間残業して欲しいんだぁ」
確か前に1度、仕事を普通に終えて一旦家に帰ってから
午後2時にもう一度職場に戻って、1時間だけ留守番をしたことがあります。
またあれと同じパターンのようです。
前のときはS木さんが残業で、自主的に2時までに全ての仕事を終わらせたので
留守番だけでした。
S木さんの話では、今回はT中さんが2時までに仕事を終わらせて帰ると
言う形になるようですが…
それだとT中さんが不満ではないのかと、ちょっと思ったのです。
時給が1時間分減るのに、仕事の内容は一緒でしかも急がされます。
本人は淡々とした様子ですが、今はS木さんが一緒にいるので
本音を言えないのかもしれません。
私の方は1時間、ただの留守番なので、楽と言えば楽ですが…
ただし一旦家に帰った時に、心が休まらないと言うのはあります。
制服のズボンを家の中で履くのは抵抗があるので、玄関先に脱いで置き
上は制服、下は私服の緩いスカートでも履いて過ごしますが
上半身だけでも制服だと緊張感が解かれないものです。
職場と同じ町内に住んでいると通勤は楽だけれど、こうして何かの都合で
呼び出しを受けやすいので、気が休まらない部分があります。
呼びやすいからこそ、会社もマンションの清掃から配置転換したのでしょう。
もう前の職場には戻れそうになく、ずっとここにいるか
辞めるかの選択肢しかありません。
割り切って働くことが出来なくなるまでは、こうしてここにいるでしょう。
家に帰ってすぐ、来月のカレンダーの第二土曜日に1時間残業と記入しました。
まだ2週間先の話なので、忘れないようにメモしておかないと。
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