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去る者と残る者

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何となく、まだ早いかな?と思いつつも、着替えのときなどに折を見て

それぞれのパートの仲間に退職することを伝えておきました。

いずれにせよ、そのうち言わなければならないことではあります。

 

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厨房のパートが終わって、同時間帯のシフトで3時間働いている主婦のパートさん2人と

一緒にロッカールームに向かいました。

 

今日も疲れただの、どうだのと、何でもない愚痴を言い合いながら着替える途中で

「私、月末でここを辞めることにしたんだよね」

と言いました。

 

同僚のパートさんはどちらも驚いていた様子でしたが

理由を聞かれたとき、社保に入りたいことや、ダブルワークがきついことなどを話すと

2人とも納得した様子。

 

欠勤する人がいると代理でシフトに入れられやすい30代の主婦の人が冗談めかして

「えー!くるさんがいなくなったら、また土日に呼ばれちゃう」

などと言ってきたので

「ごめんねー」

などと軽く返したりもしました。

 

その後、小売店のパートに移動して5時間働き、同じ時間に帰る3人にも

着替える時に、月末で辞めることと理由を同じように伝えてみました。

 

するとこちらの皆も驚いたような雰囲気でしたが

「やっぱり帰りが遅いですからねー」

「お疲れさまでした」

みたいな感じでした。

 

同僚と言っても時間帯から言って若い独身の人ばかりです。

50代の退職予定者に対しての、当たり障りのない対応をしたといった雰囲気でした。

 

別にみんな普通のいいひとですが、やっぱり職場の若返りもあってか

私の方が少しずつ異分子と化していたのでしょうか。

 

居場所は居る人によって作られるものですが、多数派の人の居場所が広くなり

少数派の居場所が小さく狭くなっていくのは、仕方がないことなのかもしれません。

 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました



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