カーテンから漏れる光が眩しくて目を覚ましました。
時計は8:30過ぎ。
少し前までは目覚ましをセットしなくても6時台には目が覚めていたのに
それが出来なくなっています。
いずれ社会復帰するためにも、体内時計の針を戻さなくては。
処方薬のせいか、熱が37℃ギリギリまで下がってきました。
身体は多少だるさが残る感じ。
耳の発疹はまだ治らず、神経に直に触れたような痛みが走りますが…
今日は求人サイトも見ず、履歴書も書かず、ひたすら寝ていました。
病気の時は動いても仕方がありません。
治癒するのを待つだけです。
食欲も湧かず、朝昼は白粥と梅干、夕食はネギを入れた卵粥でした。
もう1カ月と3週間、何も有益なことをしないで生きてきました。
仕事を辞めて、最初はホッとしたし、自由な時間が楽しかったけれど
先の保証のない、キリギリスの夏の暮らしのようなものです。
こうして何もせずに一人で家にいると、だんだん落ち着かなくなります。
これは経済的な問題だけではありません。
アラ還になった辺りから、人生の残り時間をとても意識するようになりました。
こうして寝ているだけでも、生きる時間は砂時計の砂のように、こぼれ落ちていきます。
子供もいない、仕事で功績を残すこともできなかった自分には、それこそ生きた証を
残すことができません。
このままいつか消えていくのが、不安でたまらなくなってくる…
そんな夜です。