夜風が涼しくなりました。
網戸にした窓を少し細めて、入る風を減らします。
たまに通る大型車の振動がわずかに響く部屋で、よく眠れないまま夜を過ごしました。
このところ右腕の肘から指先までにある関節が全体に痛くて、だましだまし
仕事をする日々です。
とくに、肘から手の甲に繋がる筋肉と、手を握ったときに力が入る指の付け根などの
痛みが激しく、全力でモノを握れない状態です。
雑巾やモップを絞るのに一苦労、二苦労しています。
昔は握力が強い方で、瓶の蓋が開かない人の代わりに開けたりすることも多かったのに
こんな日が来るとは思っていませんでした。
職場とは別の病院に行こうかと思ったけれど、おそらく午後の仕事に毎日行くことから
解放されれば治りそうな感じがしているので、思い止まっています。
昔、初めてマンションの清掃を始めた時にも似たような症状があり
スーパーに行って、右手で牛乳の1リットルパックを持ち上げることができずに
左手でかごに入れたりしたこともありました。
その時も1カ月くらいしたら、痛みが徐々に抜けてきて、耐久力だけが残ったのを
記憶しています。
今度もまたそんな感じなのだろうと思うのですが、そこに至るまでが厳しいのです。
そして、職場では痛くても痛いと言えない状況です。
私以外はベテランばかりで、初心者の手の痛みなどはとうに過ぎ去った昔のこと。
職場の中では若手に当たる者が「痛い」と口に出すのは甘え。
そんな空気があります。
S木さんはそうでもないけれど、T中さんはかなりそういう雰囲気を醸していて
雑巾を速く力を込めて絞れない時に、つい
「すみません、指が痛くて」
と言ったところ
「いや、そんなの、甘えでしょ」
と返事が返ってきました。
確かに甘えかもしれませんが…
今は早く痛みに慣れるのを待つしかない感じです。
研修が終わる前に痛みが消える日が来るのかは分かりませんが…
『今日が早く過ぎ去りますように』と願いながら、毎朝を過ごしています。