最近は出勤前に猫がすごく甘えてくるので、しばらく撫でてから家を出ますが
物凄く後ろ髪を引かれる思いです。
酸素ハウスに入れても、大人しく入っているようになったし
残り短い時間をもっと大切にしたいのですが…
昨日も清掃の仕事を終えて、やれやれと休憩室兼守衛室に戻ると
一番新しい守衛さんがいました。
普段は守衛さんがいない時間帯のはずなのに…と一瞬戸惑いましたが
見る限り守衛さんは荷物をまとめているようでした。
「ああ、すいません。
私、今日で退職するので…」
ボストンバッグにちょっとした着替えや、上履き用と思われる靴などを
詰め込む守衛さんに声を掛けようとして、名前を忘れているのに気付きました。
守衛さんは早朝しか接点がなく、勤怠表なども別なため、名前を知る機会は
最初に挨拶した時くらいしかないのです。
かと言って、これから居なくなろうとしている人に名前を聞くのも気まずくて
そのまま挨拶をして見送りました。
去り際に守衛さんは、500mlnoペットボトルのお茶2本とスナック菓子1袋を
「人数分ないけど、皆さんでどうぞ」
と置いて行ったのですが、どう見ても餞別ではなく、夜勤の時に
自分で飲食するためのもの。
本当は持ち帰るつもりが、偶然私が戻って来てしまったので
置いて行ったのかも知れず、その辺りも若干気まずかったです。
夕方、家でくつろいでいると、S木さんから電話がありました。
「あのさあ、悪いけど来週水曜日の残業、木曜日に代えてもらえないかなあ?
今度の警備の人が辞めちゃってさあ、警備の仕事の内容
こっちは把握してないから、私と課長とで仕事覚えることになってさ。
水曜日に課長と◯◯さん(前からいる守衛さん)と私とで
病院に泊まりがけになったから」
いや、残業は猫さえ大丈夫そうなら何曜日でもいいというか…
逆に猫が危なかったら、いつになろうが全力でお断りしたしますが。
それよりS木さんも、いくら契約社員とは言え、正社員でもないのに
男性2人と泊まりがけになるような仕事を、60代半ばでやらなくては
ならないというのも…
どれだけうちの会社はブラック企業なのか。
やはり長居はできないと、改めて思ったのでした。