小学5年で眼鏡をかけ始めてからこのかた、日常生活でほとんど
眼鏡をはずすことはありませんでした。
先日の入院中を除いては。
疱疹が出来たせいで、いつも右耳が軟膏まみれだったことが
眼鏡を遠ざけた理由の一つ。
そしてもう一つは、入院生活に娯楽がなかったこと。
病棟にいる間は、とにかく頭を持ち上げられなかったので
備え付けのテレビを見ることも叶わなかったし、細かい文字を見るのも
しんどかったので、雑誌やスマホもほとんど見ていません。
ある意味、情報から遮断された生活でした。
そうなると、わざわざ視力を矯正する必要も特に無かったのです。
ソフトフォーカスの世界でも、ベッドで寝て、食べるだけなら
全く困ることはありませんでした。
だけど退院して、情報と娯楽にあふれた日常に戻ると
やはりどうしてもメガネは必要になります。
すると、退院前には気付かなかったことがありました。
眼鏡を掛けたときの痛みが、右耳の帯状疱疹の状態の
バロメーターになっていること。
最近は普通に眼鏡をかけているけれども、退院当時
久しぶりに眼鏡を掛けた瞬間、痛さで飛び上がりました。
それから約ひと月、ほとんど痛みは無くなってきたものの
天候にとても左右されます。
晴れた日はさほど痛くなく、穏やかに過ごせるのですが
今日のような雨の日は、結構くる感じ。
皮膚じゃなく、耳の軟骨に響くような痛み。
見た目はほとんど治癒しているのに、この病気のしぶとさを
文字通り痛感する夜です。
スポンサーリンク