インフルエンザで長らく閉じこもっていたけれど
今週からようやく外に出られるようになったので、久々に職場に行ってきました。
20日付で退職しているので、正確には「元」職場ですね。
半端な時間に行くと、人が揃っていないし
かえって迷惑をかけてしまうので、普通の出勤時間より少し早めに出かけました。
月初めにすぐ1月分買って、結局大して使わなかった定期券を使って
(ちょっと勿体なかったな…)
などと、みみっちいことを考えながら、元職場に向かう足取りは
正直、重かったです。
施設に着いて、事務室にいる人に軽く挨拶してから
ロッカールームに向かい、自分のロッカーに残っていた私物をバッグに詰めていると
何人かが声を掛けてきました。
ほとんどの人は軽く挨拶して
「久しぶりー、元気だった?」とか
「今日で辞めるの?お疲れ様」とか
当たり障りのない挨拶をしたにとどまったのですが
割とよく会話していた介護士の人と、50代パートの人と
私より後に入ったアラフォーの人とは、それぞれ少し話をしました。
本当にたわいもない世間話だったので、内容は忘れてしまいましたが
この後どうするかを尋ねられて、返事に困りながら伝えたのは
しばらく療養してから次を探そうと思ってること、それだけ。
その後、所長が出勤してきたので、何か言われるか
やや不安になりながらも挨拶に行きました。
所長はごく普通の態度で、励ましてくれましたが
「次は長く働けるところにいけるといいね」
と言われたときは、少し肩身が狭かったです。
来所した方々のところに行って、特によく声を掛けて下さっていた方、数人に
退職することを伝えると、少し残念そうな口調でした。
だけど出勤しない時期が長かったせいか
もう「いなくて当たり前」になってしまった感じが、少し読み取れました。
経緯を考えたら、仕方のないことです。
その後はとくに改まったことをするでもなく、事務室で保険証を返却したあと
前日用意した菓子折りを渡した後すぐ、荷物を持って家路に。
まだ時間はスーパーやデパートが開店して間もない頃。
ロッカーにはヘアブラシとか、ハンドクリームとか、大したものは置いてなくて
さほど荷物も無かったので、そのまま札幌の中心街に久しぶりに行って
猫のブランケットを1枚とベーカリーのパンを2つ買いました。
家に戻って、着替えて炬燵に入って、買ってきたパンを食べながら
(ああ、これで本当に仕事を辞めたんだ…)とか
(これからどうしよう)とか考えながらも
どこか、すごくスッキリしたような、重いコートを脱いだような
感覚を覚えたのも、また事実でした。
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