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故郷に帰ると貯金は激減

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伯母の電話の後、もしも私が今の住まいを引き払って

地元に戻ったらどうなるか、つらつらと考えていました。
 

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実家はとっくに無くなっているので、向こうの物件を探しに行く

交通費と宿泊代が必要です。

交通費は格安のチケットを使って往復で2万円くらい。

宿泊費はビジネスホテルで1泊6~8千円くらい。

借りる物件は名古屋市内は予算的に無理そう…なので

近郊の市の賃貸の相場を見ると

ペット可の2DKでアパートなら4万円代から、マンションで5万~6万。

アパートを選択して、部屋が決まれば、礼金敷金は大体1~2カ月分くらい。

業者の仲介料が1ヵ月分と最初の家賃も1ヶ月分かかるので

20万くらいは見た方がいいでしょう。

今住んでいるところにある荷物を引っ越し業者に運んでもらうと

単身で約8万~15万円くらい。

最後に猫を連れて現地に移動すると、格安のところは使えないので

片道3万5千円くらい。

本当の最低の金額でも35万~50万…でもこの金額で収まるわけがありません。

部屋がなかなか決まらない場合もあるだろうし

不用品の処分もあるし、向こうに行ってから必要なものがいくつも分かるだろうし。

おそらく貯金が半減すると思います。

定職にも就かない状態で、です。

伯母は

「せめてこっちに住んでいれば、何かあったときいつでも助けてやれるし

良い人も紹介できる」

みたいなことを言っていたけれど、全然現実的じゃなかった…

そもそも引越しに耐え得る体力なんて、今は欠片も無いのです。

どっちにしろ私の手元に残っているカードは、めまいが治るのを待って

こっちで仕事を探すことだけでした。
 

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