上の弟からの電話

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上の弟から電話がありました。

向こうから電話が掛かってくるのは、実母がまだ存命だった頃以来。

ざっと11年振りでしょうか。

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用件は弟にとっての長女、私にとっての姪の結婚式のこと。

相手の男が気に入らないとか、長女なのに嫁に出るとか

ひとしきり愚痴を聞かされました。

長女のことをとやかく言うけど、自分も長男で婿に出たのに…

そのうち式当日の話になり、私が当日洋服でもいいか尋ねてみると

やはり留袖でなければダメな様子。

その流れで、弟が思い出したように、こう言いました。

「あっちの親戚は近くの人しか呼んどらんし、うちもお姉ちゃん以外は

みんな近くだもんで、着付けとか髪とか、自分でやって来てくれるって

言ってくれとるんだわ。

だもんで、他の親戚には車代くらいは出すけどね…

うち(上の弟の義家族)のほうが、「(私が)離婚したならこっちに帰って来れば

そんなお金出さんで済むのに」みたいな空気になっとるもんで…

宿泊費と着物とか美容院は式場でセットになってるやつがあるから、それは出すけど

交通費とかは、本当悪いけど自分持ちで何とかして欲しいんだわ」

ああ、そういうことか。

婿養子は大変だなあ(棒読み)

「悪いとは思うけど、1人だけお金を渡し過ぎるのも平等じゃない気がするでね…」

平等ね…別に全部出せなんてこちらから言ったことも無いし

期待だってしてなかったんだけどね。

それでも宿泊費と留袖レンタル、着付け、髪のセットを先方で予約して

代金を出してもらえるなら、予想していたよりも相当楽になります。 

手配する手間も、金銭的にも。

あとは祝儀と交通費、道中でかかる費用の準備をすれば、何とかなるでしょう。

おそらく20万円未満の出費で済みそうです。 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました




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