迂闊な日曜日

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そういえば昨日仕事から帰るとき、またも駅で元ダンナを見かけたのです。

2度目なので最初のときのような衝撃は無かったのですが、それでも思わず息を飲みました。

前の遭遇からもう12カ月くらい経つでしょうか。

何かイライラした様子で、次の列車を待っているように見えました。

こちらはほとんどの場合、地味で無難な服装で固めていますが、あちらは背が高いうえに

派手な色が好きなので遠目にも割と目立ちます。

そのためこちらが見つける側になる可能性の方が高いのですが、万一ということもあり得ます。

できるだけ何気ない素振りで人込みに紛れ、相手の視界に入らなそうなところに隠れました。

今さらバッタリ会ったくらいでどうということもないはずなのに、やはり顔を合わせたく

ないのは、あの頃の生活を思い出すのが苦痛だからなのでしょう。

そういえば前に見かけた時も確か日曜日でした。

何かこの駅にたまにくる用事でもあるのかもしれません。

前からしばらく間が空いたので、つい油断していました。

今後は忘れないようにしないと。