バイトの子達が職場に戻った後、入れ替わるようにして昼休みに入りました。
今日はひとりの休憩時間。
弁当を心置きなくレンジで温めようと思いながら、休憩室の扉を開けた瞬間…
妙に甘いチョコの匂いが、部屋に充満していました。
何か甘いものでもレンジで温めたのでしょうか。
とにかくお茶を入れようと流しに向かうと、答えはすぐ目の前にありました。
流しの三角コーナーに、茶色くて丸いものが入っています。
ドーナツが、溶けたチョコでベタベタになった姿で収まっていました。
流しの端に洗った雑巾がかけてあったので、温めたあとに床か何かに落としたようです。
もったいないと思いつつ、手持ちの弁当を普通に温めて食べたのですが…
部屋からチョコの臭いがなかなか抜けてくれません。
まだ糖質制限は続けていて、出されたお菓子などの付き合い以外では甘いものは控えています。
でも甘い物が嫌いになるなどの体質の変化はないし、本当だったら隙あらば食べたいのです。
さすがに三角コーナーに入ったものは食べないけれども、意識の奥から
「甘い物~、甘い物が欲しい~」
と欲求が首をもたげてくるような感じ。
まだこんなに甘いものに執着があったのかと、自分でも呆れます。
今日はうっかりお菓子を手に取らないように、買物はしないで帰った方がいいかもしれません。
一応、欲は断ち切ったつもりでいたのに、まだまだ煩悩にまみれて生きています。