昨日、小売り店のパートの方で、商品を補充していたところ
いつも後頭部の上の方でまとめているはずの髪の毛の一部が
顔の横に落ちてきている気がしました。
(まとめ損ねた髪かな?)などと、さほど気にも留めずに
髪をまとめて留め直そうとしたところ
バキッという音と共に、プラスチックが割れる感覚が指に響いてきました。
慌てて手を下ろしてみると、髪をまとめていたバレッタが
蝶番のところから真っ二つに折れていました。
もう10年近く使っている物なので、相応に経年劣化していて
簡単に割れても仕方がないのですが…
シンプルな流行り廃りの関係ないデザインで、まとまる髪の量がちょうどよかったし
使い慣れていたので、なんだかんだで処分せずに使い続けていたものです。
10年と言えばまだ離婚する前に買ったもの。
別居する際、ある程度の物は処分したけれど
「一人暮らしになったら経済的に大変になることもあるかもしれないから」
と、使えそうなら捨てずにそのまま持ってきたものも、そこそこあります。
でも物にも寿命があって、それから一人で暮らすうちに
壊れて買い替えたものも少なくなく、これもそのうちの一つに過ぎません。
それはともかく、仕事中に頭がボサボサになってしまったので
売り場で適当なバレッタを買って付け替えました。
こうやって時間とともに、当時使っていた物がひとつひとつ無くなって
完全に縁が切れていき、今の、一人で生活する自分が出来上がっていきます。