仕事中にはまだ曇っていただけの空が、昼過ぎには怪しくなり
今は大粒の雨がベランダのたたきを濡らしています。
外回りをする今週は、とくに空を気にしてばかり。
出掛ける頃には止みますように。
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仕事を終えて、退勤時間までの約30分。
いつもお茶を飲みながら、M村さんと話をしています。
最初は割と当たり障りのない話をしていたけれど
だんだん身の上などの立ち入った話をするようになりました。
私は離婚前のことや、今までの職場の話。
M村さんは主に旦那さんの話や義実家の話。
そして昨日は、東京に住んでいる一人息子のことを、ぽつぽつ話し始めました。
息子さんは東京の私立大学に行って、向こうで就職しました。
そのまま千葉県の女性と結婚し、今は東京近郊のマンションにすんでいるとのこと。
「成績が良かったし、本人が行きたがったから向こうの大学に行かせたけど
全然こっちに戻ってこなくて、孫にも2回しか会ったことがないし。
こっちの国公立だったら学費ももっと安かったし、こっちで就職して
もっとうちにも遊びに来れるのに。
何のために高い学費出して、学校に行かせたのかわからなくて」
そんな話をしていました。
「それは辛いよね、せめて年に1度は帰ってくれればいいのに」
相槌を打ちながらそう言ったものの…
ふと頭をよぎったのは、M村さんの旦那さんのこと。
過干渉で、何もかも管理したがる、モラハラ気味の旦那さんの話を
これまで何度も聞いています。
息子さんは上京を足掛かりにして、自分の父親と縁を切ったような気がします。
学歴を付けてもらった恩は感じているかもしれないし
母であるM村さんに対してはすまない気持ちはあるかもしれないけれど…
単純な親離れ子離れといったものではなく、それ以上に父親と距離を取ることを
選ばざるを得なかったのでは。
私も親と離れるために上京したクチなので、
内心ではM村さんに100%同意することはできないまま
「そうだよね」
と頷いて話を聞くだけでした。