昨日で研修も5日目。
初めて研修ルームを出て、実際の現場を見学する日です。
講師の人や他の研修中の皆と一緒にぞろぞろと、無機質な感じのする廊下を歩いて行きました。
コールセンターは広く、机が何列も長く置かれていて、ヘッドセットを装着した
大勢の人達が、電話とパソコンを前に働いています。
その一角に誰も使っていないエリアがあって、皆でそこに移動しました。
奥に入ってみると、室内の空気は仕事の熱気がとどまったまま澱んでいて
じっとりと暑く感じられます。
空いていたパソコンは2台分だけでしたが、研修生の中でも年少の2人がそこに座り
残りの者で付近を取り囲んで、機材の説明を受けることに。
パソコンを起ち上げると、研修ルームのものとは比べ物にならない速さで起動したので
一同「おおー」と声を上げました。
そのままソフトの起動の仕方や、ヘッドセット付きの電話の使い方などの説明を
一通り受けたのですが、早い早い…
他の本番の仕事をする人たちへの配慮もあったのか、声もあまり大きくなくて
記憶の引き出しにしまう間もなく、どんどん流れ去ってしまいます。
パソコンは研修でも使っていたので、まだ何とかなりますが
電話の方は生まれて初めて見たのです。
さら~っと流れるように説明されても、頭に入りません。
ここまで来て、ああ、ここは一応未経験でも可ということになっていたけれど
本当は経験者が欲しかったんだな…と分かってきました。
可はあくまでも可。
優でも良でもないのです。