今日は月曜、在宅の仕事中です。
今週は疲れが出たのか能率がいつもほど上がらず、送るのは午後2時を過ぎそう。
この後ブランチを摂って少し休憩したら、ピッチを上げていきます。
私が派遣されている職場は大きなオフィスビルの中にあります。
ビルには他にもいくつかの会社が入っていて、社員食堂や休憩室は他の会社の人とも
共有しています。
昨日は同じ部署の、たまに近い席が割り振られる人と休憩時間が同じになりました。
とくに誘い合うほど親しくもないのですが、休憩室が混んでいる中、4人掛けのテーブルが
一つだけ空いていて、なんとなく相席になったのです。
普段ほとんど話をしたことは無かったのですが、「台風で仕事が大変だ」みたいなことを
ぽちぽち話していたのです。
こちらも台風そのものは来なくても風邪は強く、窓の外の補修中の場所に張られているロープは
激しく揺れていました。
しばらくしてその人が、表のロープを見て
「ああ、あれ、すごい揺れてる」
と言ったので、私も
「ほんと、すごい、たなびいてる」
と返したのです。
すると私の背中の方から、若い女性の声で「わあ」というような声が小さく聞こえました。
何だかちょっと気になったので、こっそり聞き耳を立てていると
「ああいう言葉、初めて直に聞いた」
「昔の人って感じ」
というような意味合いのことが、ヒソヒソと流れてきました。
(ああそうか、今どきは『たなびいてる』なんて若い人は使わないんだろうな。
でもこちらは昔の人間なんだから仕方ないよね…)
と思ったり。
だからどうだという訳ではないけれど、それをきっかけに一緒に居た同じ職場の人との会話が
そのあと何となく途絶えたことの方が、私にとっては残念だったのでした。