網戸にした窓から、緩い風が入り込む深夜。
タンクローリーが来る前にガラス戸を閉めようと窓辺に立てば
空には、星の見えない闇が広がっているばかり。
3連休の3日目はすでに始まっています。
もう何年も土日祝日無関係の、空いたシフトに入る仕事をしてきたせいか
毎月のように祝日で連休がある今の生活に、違和感を覚えてしまいます。
なんだか休み過ぎのような気がしてしまうのです。
(休みが多くて楽じゃないか)と思う反面
(休めば休んだだけ、給料も減るなあ)とも思いつつ。
連休そのものを否定しているのではありません。
他の人が休んでいる分には何も感じないのですが…
すでにアラ還の自分が、ろくに貯金も無く、年金も期待できないのに
やたら家に居るように感じるのです。
ある種の貧乏性のようなものでしょうか。
もともと(老猫の傍にいてやりたい)という気持ちで時短を決めたので
後悔はしていません。
実際に傍にいることでお腹のハゲも治ったし、普段の生活も落ち着いて
くつろいでいる姿を見ることも増えました。
でも、この違和感は、失くさずにずっと持っていなければならないとも思います。
いつか守るものが無くなった後、なりふり構わず働かなければならない時が来るはず。
その時に
(他の人は休んでるのに…)ではなく
(休みが少なくても当たり前)という感覚でいないと
務まらないような気がするからです。
独りで、最後まで、油断せずに生きていくために。