書類審査は通ったものの

 

昼まで晴れていたけれど、夕方には厚い雲が遠くに現れ始めました。

明後日、病院に行くまでは、家から出ないと決めてはいるものの

そろそろ食材も心許なくなってきています。

あと2日間、早く時間が過ぎますように。

 

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昼下がり、スマホが鳴りました。

とくに何も考えず、電話に出ると、知らない女性の声。

 

ハローワーク経由で応募した職場を管理する会社の人でした。

書類審査の返事の電話です。

 

と言っても、不合格なら電話そのものがないと事前に言われていたので

（ああ、これで、少なくとも面接には行けたな…）

そう期待に胸を膨らませ、話を聞きました。

 

「この度は当社の募集に応募していただきありがとうございます。

厳正な審査をしました結果、ぜひ直接お話を伺いたいとお電話を差し上げました」

 

という女性の言葉に、こちらが

 

「ありがとうございます、よろしくお願いします」

 

と答えると、女性は少し声のトーンを落として言いました。

 

「つきましては、誠に申し訳ないのですが…

当社は現在、（北海）道の緊急事態宣言により、業務を縮小しておりまして

面接ですが、緊急事態宣言が明ける5月7日以降にお願いしたいのですが」

 

一瞬、絶句しました。

先方の言うとおりにした場合、面接まで2週間以上、そこから採否の結果まで10日間。

丸1カ月かかってしまいます。

 

しかし、このご時世で、せっかく面接まで漕ぎつけた以上、これを逃して

次がすぐ見つかるわけでもありません。

 

「承知しました、是非お願いします。」

 

そう返事をするのに時間はかかりませんでした。

 

正直言って、面接が来週頭くらいだと、帯状疱疹が治っていない可能性があったので

ホッとしました。

 

それでも勤められるようになるのが早くて1カ月先では、ちょっと長すぎます。

面接で落ちないとも限らないし…

 

少しでも早く次の仕事に就くなら、他の求人募集も探し続けた方が良さそうな気がします。

時間は待ってくれないからです。