暑くもない、寒くもない、晴れ渡って過ごしやすそうな空。
でもこの後その空の下に出ることを思うと、一気に気分が重くなります。
割り切ろうと思っても、なかなかすんなりとはいかないものです。
月が替わるとき、シフトが減って複雑な気分になりました。
仕事の辛さから少し解放されるような気持ちと、収入が減ったり、自分が戦力外なのを
改めて自覚したりして辛くなる気持ちと。
月末にはそれとは別に、もうひとつ複雑な気持ちになったことがありました。
食事休憩とは別に、午前と午後に短い休憩時間があるのですが、同期で残った若い女の子2人の
内の1人と、たまたま同じ休憩時間に当たったのです。
同じ釜の飯を食ったというほどではありませんが、久しぶりに同期の人と顔を合わせて
嬉しくなり、声を掛けました。
彼女はちょっと驚いたような顔をしましたが、人気の少ない土曜日の休憩室で5分ほど
話しました。
そこで聞いたのは、彼女が9月いっぱいで契約を終えたら、もう更新はしないこと。
そしてもう1人の若い人は、月の半ばですでに辞めていること。
「ああ、やっぱり、仕方ないよね」
としか答えられませんでした。
人気が少ないとはいっても、一応社内です。
忌憚のないことも言えず、当たり障りのない事を話して、仕事に戻りました。
でも若い人ならいくらでも次があるし、敢えてこういう精神を削る仕事をすることはないと
本当に思います。
若い頃の苦労は買ってでもしろというけれど、しなくていい種類の苦労です。
私は後がなかなか無いから続けていますが、かなり限界が近付いてきました。
次の更新はせず、年内に次を探してフェードアウトする方向でいくつもりです。
残るYさんはもともとかなり積極的で、やや勝ち気で話好きだし、いち早く社保に加入したり
日払いの手続きもしたくらいやる気も満々だったので、多分適性があったのでしょう。
私も次の仕事は時給がどうとかよりも、適性重視で考えたいと思っています。